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東京国立博物館 特別展「出雲―聖地の至宝―」観て来ました。

本日、東京国立博物館に行って来ました。
お目当ては東京国立博物館140周年 古事記1300年・出雲大社大遷宮 特別展「出雲―聖地の至宝―」を観る事と、
ついでに「中国 王朝の至宝」を観ることでした。

出雲の特別展に関しましてはやはり一番驚かされたのは宇豆柱でしょうか?
最大径130センチ、3本1組で神殿の巨大柱で、知識としてはあっても実物をその目で見ると大きさに圧倒されます。
折れていてこの大きさですから、これが鎌倉時代には48メートルもの高さでそびえ立っていたのだから、どれだけ出雲大社はデカかったのだと、想像もつかんです。十分の一の復元模型からしてやたらデカいですからね。
今回はやや規模が小さいのか、あまり見るものが無いように思えました。
例えば出雲と言えば古代を通じて、他の地域が製造を止めたあとも勾玉を作り続けたことでも知られていますが、何故か1個しか展示されていないのが残念。
出雲展は大盛況だったようで、私が本館を出た後に入場制限が設けられ30分待ちの行列になっていました。
丁度良いタイミングに入場出来て運が良かったです。

中国展の方は時代が多岐に渡り、規模が大きかったです。
夏・殷王朝VS蜀王朝 など、中国大陸においても違う文化圏同士の物の比較など、中々面白い企画です。
殷・周代の金製太陽霊鳥文円板(複製品)などはこの頃から太陽にカラスが住んでいるという神話が出来ていたのかなと想像出来ますし、時代が降り、前漢期のT型帛画(複製品)には三日月にちょっと化け物じみた蝦蟇と、太陽にカラスが居るのは、太陽の化身であるカラスを射落としたことと、妻の嫦娥が不老不死の薬を二人分飲んでしまい、月に帰ったら蛙になってしまったという、ゲイの神話を思い起こします。
以前も取り上げましたが、珍敷塚古墳の壁画もゲイの神話を思い出させるものですが、やはりあれも中国神話の影響なのでしょうかね。
唐代あたりになると仏教色が強くなったり正倉院でも見られるようなものが出てきて、興味が薄れてしまう自分は不真面目でしょうか(苦笑)

その後、日本考古特別展の北九州の青銅器文化を観ました。
特別展の中でも僅かなスペースだったのですが、銅矛がやたら大きい事。


出雲展の荒神谷遺跡の遺物をみても、これらの矛をみると、イザナキ、イザナミがアメノヌホコで海をかき混ぜてオノゴロ島を作ったという話の原型は既に弥生時代には出来ていたのかなと思いました。
文字無き時代の神話というのをこういったものから想像するのも中々楽しいものです。

さて、多少話が横道にそれますが指摘しておかねばならないのはホテルニューオークラ系のレストランについて。
島根御膳なる期間限定のメニューを注文したところ、刺身はマグロの切り身の一切れを半分にしたようなもの二切れと、イカ刺しは全部で人差し指程の両。天ぷらはまぁまぁですが同じ値段なら多分、ハゲ天なんかの方が遙かに美味い。
しじみの味噌汁なのにかつお出汁(しかも化学調味料っぽい)を使いすぎており、島根産の栗は梅のかかったご飯と一緒なので味を殺し合ってないか?
料金2000円也。
食事代をケチるのは彼女にワリカンさせるようなものだというポリシーの私も(何?)流石にこれはどーかと思いました。
トーハクに行くならば昼ごはんは食べてくるか、一番安いものを注文すべきだと言う事を学びました。
ここの食事代にお金をかけるなら、その分お土産代に費やすべし。
両展覧会の目録、両親用に勾玉、川島芙美子氏著『こども出雲国風土記』(これが意外と面白い!)を買ったら財布の中が600円しかなくなりましたorz上田正昭氏の『古事記の新研究』は値段を見てさっさと諦めました(笑)
考古物ミニチュアのガチャガチャなんて独特なものもあり、土偶を狙おうと思いましたが、埴輪なんぞ出たら損した気分になるしなぁ、と思いなけなしの金は使いませんでした。
中国展のお土産コーナーで銅剣のレプリカ紹介されたけれど明らかに鉄剣っぽいレプリカを中国人の店員に勧められたり、中国産の烏龍茶かと思って後ろみたら台湾産と書いてあったり(笑)
中々エアウィンドウショッピング(という言い方するか?)も楽しかったです。

今度は葵先生と行きたいなぁ~(マテ)

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