和風伝奇の傑作アオイシロ、アカイイトの非公式ファンサイトです。 「Other Menus」をクリックするとプラグインが表示されます。(PCのみ)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お目当ては北京故宮博物院の展示で、以前から見に行きたかったのですが、先月から新しい出向先で慣れない仕事をやっていたりして中々精神的な余裕がなかったのですが、ようやく仕事も慣れてきて、気持ち的に楽になってきたので行ってきました。
まずは日本美術の流れを時代を追って観て行きました。
青森県十和田市出土の注口土器は素晴らしいですね。三千年か四千年も前にあれほどの物を作るとは
別コーナにあった土偶といい、縄文文化のレベルの高さに感銘を覚えました。
弥生土器や古墳時代の埴輪は造形美的にはむしろ退歩しているような気が(滝)
謡曲「葵上」で使われている鬼女の面とか怖かったですね。
村正やら長船やら実物も見れて感激しました。
個人的に、一番美しく思ったのは貝合わせの道具でしょうか。今回はこれしか写真撮ってないんですよね(滝
その後昼食タイム
昼食はちょっと遅い2時半ごろに法隆寺宝物館にあるホテルニューオークラ系列のレストランで食べました。
うーん。。。値段の割にはアレでした(苦笑)
最初「今日の魚」という品を注文しようとしたのですが、魚は鱈だと聞き、平凡かなと思い、黒豚ハンバーグを注文したのですが、魚のがよかったのかな?
国立博物館に入っている2軒のレストランをハシゴしようかと思いましたが、時間がないため諦めました。
昼食後は北京故宮博物院二百選を見に行きました。
あんまり清朝の展示品とか興味なかったのですが、商(殷)代からの展示品まで見ることが出来て満足しました。
「鼎の軽重を問う」という故事で知られる鼎を初めてみたのですが、結構小さいなーとか、乾隆帝の鎧が随分でかいのが印象に残りましたね。
この頃は既に四時半を廻っていましたが、最後に平成館の考古展示室を見に行きました。
本の知識で知ってはいましたが、祭祀用の銅矛でかとか、江田船山古墳出土の鉄剣やら、石上神宮の鉄盾やら初めて見ることが出来て感激しました。
と……一番見たかったところでゆっくりする時間も無くタイムアップ
17時閉館と言う事も現地に着くまで知らず、着いた時間が遅かったのでミュージアムショップで買い物する時間すらありませんでしたorz
まぁ事前に下調べはよくしましょうと言う事ですね。
今回はドタバタしていてゆっくり見れませんでしたし、いい加減なレポートになってしまいましたが、次はもっと余裕を持って計画的に観に行きたいと思いました。
予告通り、今回はアイツの登場です。
元々このSSを書こうと思い立ったのはアイツのことを日本神話に置き換えたらどうなるか?
(むしろ最初は日本神話をケルト神話に置き換えたのかと思っていたぐらいで)
という発想からだったので、彼の登場は欠かせないかなと思いました。
最終章が近いのでかなりドタバタしてますが……次章で書き終える自信が無くなりました(滝
ここまで来て結末をどうしようか、自分の中で二転三転して困っています。
アカイイトのSS書いた時もラスボスをどうするか、結末をどうするか悩み、最初に考えていたのとは随分違う形になりましたしね。
書いていくうちに気づく事もあるし、中々思い通りにはいかないものです。
もしかしたら次章で完結ですが、多分無理ですね。(滝
次章のUPは多少伸びるかもしれませんが、気長にお待ちください。
目当てはメインイベント
嶋田雄大(日本ライト級3位 戦績26勝17KO5敗1分)VS岩下幸右(日本ライト級8位 13勝7KO11敗2分)
の試合です。
この嶋田さんですが、なんと40歳。JBC所属のボクサーでは現役最年長で世界戦も2回経験したという猛者で、管理人が一番応援させていただいている方なのですが……
しばらく試合が空いていたと思うのですが、世界ランクから外れていましたね。
かつて木村、稲田、長嶋というそれぞれ世界挑戦を果たしたライバル達を倒し、日本最強を証明したとはいえ、全員引退してしまいましたし、何年も前になってしまったので、再び日本ランキングからチャレンジしなけれならないというのが何とも……
しかし、外国人の噛ませ犬を相手にするより、何年かぶり(恐らく5年ぐらい?)の日本ランカーが対戦相手ならば現状の実力も解るかなと思い期待していました。
試合は、嶋田さんがいつものアップライトスタイルからのジャブは良い感じに当てていたのが相変わらずでしたが、鉄壁の防御を誇るはずのディフェンスはかつて程ではなく、岩下選手からの良いパンチも時折浴びてしまい、それでも1Rは終盤に岩下選手を追い詰め、早期決着も予想できましたがそこから岩下選手が頑張ります。
中間距離が得意な筈の嶋田さんはこの日は被弾が多かったためか、5Rあたりからインファイトに切り替えると、岩下選手は完全に術中に嵌り、嶋田さん得意のダブル、トリプルが面白いように決まりだし、この辺りから完全に嶋田さんのペースになりますが、ダウンを奪えず。
最終ラウンド前のインターバルには岩下選手が大きく腕を振り、大物を喰ってやろうという気概を見せましたが、岩下選手の劣勢は覆せず、判定へ
結果は3-0で嶋田さんの判定勝ち、一人の主審が80-73をつける大差でした。個人的にはそこまでポイントは離れていないように思えましたが、ランカー相手に力の差を見せつけたことで、まだまだこの階級の日本人選手の中ではトップクラスであることを証明出来たとは思います。
スピードでは圧倒していましたし、とても40歳の動きとは思えないですね;;
とはいえ、この先世界戦を狙うとなるとやはり難しいと言わざるを得ないでしょうか……日本ランク3位というのが現状の実力を結構正確に反映しているように思えます。
今更感が拭えませんが、この先を考えるならば、世界戦とは言わず再び日本チャンピオンを狙うか、あるいは獲ったことがないOPBFのベルトを目指すのが現実的でしょうか? それすらも現状では5分5分か、それ以下のような気がします。
ですが、何とかもう一花咲かせて貰いたいです。
あの怪物エドウィン・バレロをぐらつかせたカウンターを世界戦で再び見てみたいものですね。
JavaScriptで作成した、アクセスした日の時点から、誕生日が近いキャラのバースデーまでの日数を自動的にカウントダウンするという他愛も無いシロモノです。
お気に入りのキャラに向けた誕生日のメッセージを当日ゲームを立ち上げて聞きたいという、律儀な方には便利かもしれません……なんて方は流石に少ないですか(滝)
因みに誕生日がすぎると-○日と表示されますが、過ぎた後のメッセージもそれっぽく工夫しておいたつもりです。
なお、おみくじページや今回のお誕生日カウンターは携帯ページには追加していません。
これは携帯のブラウザがJavaScriptに対応していない可能性があるためです。
ですが、小説や元ネタ分析などの読み物のコンテンツは引き続き携帯ページにも対応していく予定ですので、モバイル端末からアクセスなさっている方はご了承ください。
*この記事の3年位後誕生日カウンターは管理が面倒になったので終了しました。その代りプロフィールを設置したのでそちらをご覧ください。
主な機能は
・OSは当然のことながらWindows7
・ブルーレイ再生、録画
・TV機能
・Office Business2010
さらにネット回線も今よりも高速になり、これで4万円弱は安いと思い購入を即決しました。
職業柄Officeはいろんなバージョン使えたほうが良さそうなのですが、パワーポイントまで入っていて助かります。
ブルーレイ再生できるのでようやくef天使の日曜日についていたブルーレイが見れるし(感涙
今まで使っていたPCのウィルス対策ソフトもそろそろ契約期間が切れる頃なので買い頃ではありましたしね。
で、PC屋で基本的な設定をして貰い、早速立ち上げると今まで使っていたVistaのPCに比べると早いの何の……
同じ4Gメモリで、この差は何でしょうね。
無論前のPCでもデフラグやらクリーンアップやら基本的な事は勿論、スタートアップやらサービスの起動を必要最小限、仮想メモリも無効にしたんですが大して早くならなかったんですよね(泣
と、ここまで文章を打っていてキータッチもかなり使いやすいと褒めちぎるのもここまでにして、本日のテーマ
「PC購入後にやるべきこと」ですが、最近PC屋で購入後に最低限の設定はしてくれるので自分で面倒な設定はしなくてもすぐに使えるとは思いますが、それだけではセキュリティ面など甘い面があるので、PC環境を移行して使う前にやるべき事を挙げていきます。
OSはWindows 7及びVistaを想定しています。
各項目の細かい操作方法については書籍や他所のHPを参考にしてください。
なお、これからご紹介する操作を行い、障害が発生したとしても当サイトは責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。
まぁ、基本的にトラブルが起きる前の設定に戻せば治る場合がほとんどですが、「システムの復元」を行い、それでも駄目ならばリカバリーディスクで購入時の状態に戻すといいです。
なお、リカバリーディスクはついていると思いますが、もし無い場合は購入時の状態に戻せるように、作業を行う前に作成しておいてください。
まずネットにつないだらチェックすべきこと
1)セキュリティソフトの定義が最新になっているか
2)Windows Updateに接続し、Windows及びOfficeのパッチが最新であるか
3)PC専用のアプリケーション、ドライバが最新であるか
4)インストールされているソフトが最新のバージョンであるか(特にAdobeなど脆弱性が指摘されているものは要チェック)
5)上記の作業が一通り終了後、念の為にウィルソフトでフルスキャンを行う
購入したPC屋だと1)~3)までは抜かりなく設定してくれていましたが、案の定4)のAdobeは古いバージョンのままでした。
上記のチェックを行う前、出来ればセキュリティソフトの設定やブラウザの設定(IEの場合「インターネットオプション」の「セキュリティ」「プライバシー」)をデフォルトより厳しくして置いた方がいいかもです。
セキュリティに対して脆弱性がある時点でネットに繋いでいる間にウィルスにやられる可能性もあるので、一通りの作業が終わったら念の為に5)を実施しましょう。トロイとかは簡易スキャンだと中々見つからないっぽいですしね。
余裕があればインストールされているセキュリティソフト以外の他社のオンラインスキャンでもウィルススキャンするのも良いと思います。
次にハードウェアのチェックです。
これを最初にやってもいいですが、時間がかかるので、購入した直後の心理としては色々触った後にしたいという気持ちもあり、後回しにしました。
6)メモリ診断ツールでメモリが正常であるかチェック
Vistaからメモリ診断ツールが使えるようになったので折角なのでやりましょう。
メーカーによってはハードウェア診断ツールを提供していると思うので、それを使ってメモリ以外のハードウェアもチェック出来たら、やるといいかもです。
製造工場やPC屋でもチェックしていると思うので、この時点でエラーが出ることは少ないと思いますが念の為にチェックしましょう。自分でメモリを増設した場合は尚更チェックが必要です。
なお、一番厳しいチェックを行うとかなり時間がかかるので、寝る前とか、後で述べるWindows転送ツールの準備(古いPC側)をこの時点でやっておくと良いかもしれませんね。
OS、アプリケーションを最新にし、ハードウェアのチェックも終わったらPC環境の移行です。
7)古いPCで使っていて、新しいPCでも使う予定のアプリケーションのインストール
8)Windows転送ツールでUSBなどのメディアに古いPCのデータを取得し、新しいPCに転送を行う。
LANを使う方法もありますが、時間がかかりそうですし、5)や6)が非常に時間がかかる作業なので、待ち時間を利用して古いPC側の転送準備を整えておくといいと思います。
今後は使う予定がない不要なデータは外しておくのが時間短縮のコツです。
PC環境移行後の作業。PC内部の整理整頓です。
9)ディスククリーンアップ
10)ディスクのエラーチェック
11)仮想メモリを使用しない設定に変え、デフラグの実施
12)デフラグ終了後、仮想メモリを推奨値に戻す
9)10)は説明するまでも無いとして、何故わざわざ仮想メモリを使わない設定にしてからデフラグするかというと、仮想メモリの空間は通常デフラグをかけられないらしいのですが、仮想メモリを使用しない設定にしておけば仮想メモリ空間内の移動できないファイルも整理することが可能だそうで。
デフラグ終了後は仮想メモリを推奨値に戻しておきましょう。
メモリのサイズが十分にあれば仮想メモリを使用しないという手もありますね。
ついでにWindowsのお節介な設定を無効にしておきましょう
13)デフラグのスケジュールを無効にする
14)WindowsUpdateを
「更新プログラムを自動的にインストールする」
から
「更新プログラムを確認するがダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」
に変更する
15)「「リモートアシスタンス」が無効か確認する。
16)使わない場合ワイヤレス、Bluetooth機能を無効であるか確認する。
17)「管理ツール」→「サービス」で余計なサービスの無効化。
18)プログラムファイルの検索で「msconfig」を入力し、スタートアップで余計な物を起動しないようにする。
13)はTVを録画するとかソフトのインストール直後など、大量の容量を喰う以外はデフラグなんか頻繁にやる必要はありません。
普通に使用している分には年に数回もやれば良いと思いますし、あまりの頻度で行うと却ってハードディスクを痛めかねないと思うのですが……
14)はVistaを購入した時に困ったのが再起動が必要なバッチがあてられた時、作業中だろうがネット接続中だろうが問答無用で再起動がかかったりしていた事です。
現在は大丈夫なのかもしれませんが(未確認)念の為に。
ただ、この方法だと重要な修正パッチがアップデートされた時にインストールし忘れる可能性があります。
代わりにPC起動、ネット接続時には面倒臭がらずにまずセキュリティソフトの更新とWindowsUpdateを確認する習慣を付けましょう。作業中に再起動がかかるよりはマシだと思いますし。
15)~17)はセキュリティ的な面も考慮。
17)18)はPCに詳しい人だけやってください。解らないものはそのままにして下手に弄らないでください。
なお、サーバー運用では不要なサービスは動かさないのが鉄則です。
xpの時代だったらtelnetのサービスは無効にしろとはよく言われていましたが流石にvistaからなくなりましたね。
リモートでレジストリ弄ったりするサービスとかデンジャラスな香りがするサービスは無効にしておいていいかと思います。
場合によっては何処を弄ったのかわからなくなってネットに繋がらなくなったりしてシステム回復を行っても治せなくなることもあるので、ご注意を(経験者談)
サービスを弄る前に、変更箇所が分かるように「一覧をエクスポート」しておくと良いと思います
あと間違ってもスタートアップでウィルスソフトを無効にしたりしない様に(居ないか)
今度はPCの移行でまたまたアオイシロのSSが進んでいませんが(滝)HPビルダーの移行も滞りなく行えたので、これから頑張って書き進めて行こうと思っています。
本日蒼海緋月のHPにアオイシロSS第八章―ニムロッドの矢―をUPしました。
久々に小説を書いたので中々感覚が戻りませんでした。
やはり梢子さんは書くのが難しいです。
さて、今回の話についてですが、サブタイトルみただけで解かる人には解かりますか。
第4章でわざわざ梢子さんがあんな目に遭うシーンを追加したのは今回の話の伏線でした。
当初は5章ぐらいで完結予定が8章の予定になり、また例の如く延びます。(苦笑)
まぁどんなに延びても10章ですかね……多分。
次回は「アイツ」が登場します。作品のテーマを考えれば誰なのかバレバレですか。
アオイシロの二次創作でなんで今回のテーマを選んだのか、なんでパートナーにカヤさんを選んだのかとか、どこまで盛り込めるのか自分でも解かりませんが如何か生温かい目で見守ってやってください。
以前アカイイトのSSで「太陽の舟」について書いたりしましたが、モチーフとなった珍敷塚古墳の壁画について少し気になった事があったので軽く調べてみました。
壁画の左側には太陽の下に軸に鳥が止まっている船を漕ぐ船頭、中央に蕨手文と三個の矢筒、右側に月と蟇蛙や盾を持つ人や鳥(烏?)が描かれています。
亡き首長の霊がアメノトリフネに乗って黄泉の国に向う光景を描いたものであるとか、松前健氏、千田稔氏のように『播磨国風土記』の天照大神の舟と結びつけて考える説があるようです。
太陽と舟の壁画はエジプトやヨーロッパなどにも見られるというのは納得出来るとして、三個の矢筒と蟇蛙が登場する意味を調べてみようと考えました。
古事記で登場する蛙に関する神話としては、オオナムチの前に現われた小さな神の名前を誰も知らなかったが、タニグクという蟇蛙が「クエビコならば知っている」と答え、クエビコに尋ねたところ小さな神の名前がスクナヒコナであると言うことを知ったと伝えています。
蛙は春に川やぬかるんだ泥土の中から自然に発生して、冬には泥の中に戻って冬眠し、翌年になると再び現れる死と再生の象徴と見なされているそうです。
と、これが多分一般的な解釈で、イマイチ納得しきれなかったのですが、矢と太陽、烏、蛙の組み合わせで中国神話の羿(げい)を思い出しました。
中国神話の伝えるところによると、十個の太陽が一度に現われた時、弓の達人である羿(げい)が九個の太陽を撃ち落したら、地上に落ちた火烏の足が三本であり、これがヤタガラスのモデルであり、十干のモチーフであることは紅紡でもご紹介させていただきました。
この羿の妻、嫦娥(じょうが)は元々は天界の女神でしたが、羿のせいで天界へ帰れなくなっていたため、夫を恨んでいました。
羿が天界へ帰るための霊薬を持ち帰ると、嫦娥は抜け駆けして羿の分まで霊薬を一人で飲んでしまいます。
霊薬の効果で月へ帰り着いた嫦娥でしたが、月に着いた途端、醜い蛙に姿が変わってしまったと伝えています。
縄文中期には蛙文の土器が多く造られているように、日本には嫦娥の神話も受け入れられやすい土壌があり、原型に近い形で表現されたのかもしれませんね。
日本神話で羿に近い存在というと天若日子を思い出しますが、関連性はあるんですかね?
参考
『伊勢神宮―東アジアのアマテラス』 千田稔 中央新書
『謎解き日本神話』 松前健 大和書房
『中国の神話伝説(上)』 袁珂/著 鈴木博/訳 青土社
オリオン座の近くに見える紅い月を写そうとしたのですが、携帯のカメラでは無理でしたorz
話が変わりますが本日の読書。
『葛城と古代国家』 門脇禎二 講談社学術文庫
私が古事記で一番好きなエピソードは何かと問われれば、ツブラノオホミが何の縁の無いマヨワノミコを「幼い皇子を見捨てるのは忍びない」として護ろうとして、皇軍と戦い、潔い最期を迎える話だと答えますが、(日本書記だとあっさりとした描写ですが)葛城氏に関してそんなに詳しい訳じゃないんですよね。
いや、他の氏族に関してもそうですが(滝)
書店に行くと割りと物部氏に関連する書籍は多い気がしますが、物部氏よりも早い時点で歴史の表舞台から姿を消した葛城氏関連の書籍ってあまり無いですね。倭の五王関連の書籍では当然葛城氏について触れられていますが、どれも内容は似たり寄ったりの印象を受けます。
葛城氏の研究書でよく名前を聞くのは井上光貞氏の「帝紀から見た葛城氏」(『日本古代国家の研究』所収)あたりでしょうか? 内容的には古そうですが。
あとは平林章仁氏の『蘇我氏の実像と葛城氏』(白水社)あたりですかね。
何事でもそうですがネット評とか全く参考にしないので何が代表的な物なのか解かりませんが。
と、前置きが長くなりましたが、その内葛城氏の人物をモチーフにした小説を書きたい自分としては、もう一寸真面目に研究すべしと、門脇氏の書籍を購入しました。
水野裕氏をはじめとする河内王朝論や鳥越憲三郎氏の葛城王朝説に関する批判は興味深いものでしたが、(葛城王朝説を支持している学者は聞いた事がありませんが)、事の真偽を論ずる知識は私には無いのでそこはおいて置いて(苦笑)、アカイイトのファンサイトという性質上、やはり一言主に関する話が興味深いところかと。
雄略朝の一言主の神話に関して、葛城氏の領域に入れば天皇といえど地元の神に従わざるを得なかったという、これを直木孝次郎氏は大和国家と葛城氏による二頭政治であるという説に対して、この頃には既に葛城氏は大王家の首長層の一つになっていたと門脇氏は述べます。
二頭政治(というか有力豪族の領土においては豪族に従わなければならないという二重支配)に関しては吉備氏も絡めて考えみる必要がありそうです。
後の一言主信仰の変遷に関しては、和田翠氏の「葛城古道に鴨氏の神を追う」の一言主が役小角に呪縛された伝承を蘇我本家の滅亡に伴う一言主の衰退過程に形成されたという、この見方を支持されているようですが、本当に蘇我本家の滅亡に伴う出来事なら『続日本紀』にも載せていい様な気がしますが、何故『続日本紀』では役小角の事を讒言したのが韓国連広足であるのか、自分のような無学な者には解かりかねる部分があります。
鴨氏の出自である役小角は元々、一言主を封じたのではなく一言主を奉祭する立場にあったと考えるのが自然で、『日本霊異記』にみられるような後世の説話が仏教徒と葛城の神道勢力の対立を反映したとしたら、一言主の神話の変遷と蘇我氏の衰亡はあまり関係無いのでは……と思いますが。
話が違いますが、雄山閣の日本氏族研究叢書で『葛城氏の研究』が刊行予定になっていますが、『物部氏の研究』以外出版されないんですかね? 結構期待しているんですが物部氏の研究が4410円って高かかったので、同じぐらいだとしたら買うかどうかは微妙ですけどね。
今までは前のブログに携帯閲覧用の小説を載せていましたが、一般的にブログに小説を乗せるのは読みづらいので評判が悪いらしいですね。
確かに自分も一度やってみたら、若い数字のページが後ろに行ってしまい、読者側からすればそうかも知れないなと思いました。(次善の策として最終話の後に序章をおいて第一話に戻るよう工夫はしましたが)
携帯からのアクセスも結構多いので前のページの時からの課題だとは感じていましたが、個人的に魔法の~など携帯用のページはイマイチな印象だったので今まで着手する事は無かったんですよね。
ビルダーだと携帯やらスマホやら色々な環境のプレビューが確認できて便利です。
当たり前の話ですがスマホが出来ていないフロントページ2000の時代には存在しなかった機能なので助かります(笑)
ただ、所詮は実機で確認した訳ではないので実際の映り方が変に見える場合もあるかも知れませんが、その辺はご了承ください。(まぁこれは携帯ページに限った話ではないですが……)
あと、わざわざPCからモバイルのサイトへアクセスしても文章は同じなのであまり意味がありません。
PCからだと見た目がちょっと……なのでPCからのアクセスは出来れば勘弁してください。
あと地味なテーマですがアカイイトの元ネタ分析で「羽藤柚明の趣味が機織の理由は?」を追加しました。
形は様々だったりどこかで聞いたような話のアレンジも多いのですが、機織御前の伝承は各地にあるみたいなので、もしかしたら関係あるのかなーといった程度ですがご興味がありましたら御覧ください。
少し間隔が開いてしまいましたがアオイシロのSSは今月中にUP出来れば良いかなと思います。
HP移転のドタバタで当初の予定の今月完結は微妙な気もしますが……なるべく頑張ります。