和風伝奇の傑作アオイシロ、アカイイトの非公式ファンサイトです。 「Other Menus」をクリックするとプラグインが表示されます。(PCのみ)
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本日(2015年5月15日)はアオイシロ発売7周年です!!!
最近主に百合アニメの作品が増えてきた影響なのか、(ゲームの情勢は知らないですし興味ないですが)なんとなくネット上でアオイシロの話題をしている人が増えているような気がするのは私の気のせいでしょうか。。。(気のせいでしたら悲しいです;;)
確かに当サイトも2年ぐらい前の閑古鳥が鳴いており、著しくモチベーションを落としていた時期に比べると閲覧される方が(少し)増えたような気もします。
只、残念な事に百合作品としての評判が独り歩きしている印象で、民俗学や古典文学の面から観て大変奥深い作品である事が殆どスルーされているのが残念です。
無駄な薀蓄等殆ど無く、大抵作中の何らかのエピソードのモチーフになっていますし、例えば冒頭の卯奈咲の伝承は一度でも『日本書紀』を読んだ事があれば、崇神紀がモチーフである事が直ぐに解りますし、(本館関連ページ「アオイシロ元ネタ分析 卯奈咲に伝わる鬼退治の伝承ののモチーフは崇神紀?」)この話が宗教学的にはタマヨリ型シャーマンのナミ、対照的にトトヒ型シャーマンの保美に結びついて行くんですけどね。(本館関連ページ 「アオイシロ元ネタ分析 タマヨリ型(ナミ)とトトヒ型(保美)シャーマン」)
あと、個人的に面白かったのは汀が泳げないのも、ちゃんと薀蓄の中にヒントが隠されていたんですよね。(本館関連ページ「アオイシロ元ネタ分析 喜屋武汀がカナヅチの理由は隼人舞のオマージュ?」)しかもこの伝承のモチーフがアカイイトとも繋がっているのが解る人には解るんですが。歴史が苦手云々言う人も居ますが、応神朝以前の伝承はほぼ作文と断定している歴史学者の認識では卯奈咲のモチーフの崇神朝の伝承など歴史とは認めていないのであしからず。(こういった歴史学者の認識には疑問があるのですが本題ではないので省略)
と、話がずれましたが、作中では古典文学以外は『十二支考』『金枝篇』ガイドブックでも義経や為朝の伝説や、ケルトやクトゥルフ神話等の説明しか無く、殆どの場合出典が明らかになっていないのが無理解の一因なのかも知れません。(ある用語解説などは、九●王朝説を唱えた学界では非常に評判が悪い人の説の引用もありましたが)まぁ所詮はゲームと思えば、深入りする事も無いというのが正しいかもしれませんが、個人的にはただのゲームと割り切るのも勿体無い作品かなと思います。プレー時間よりも遙かに多くの時間を二次創作や元ネタ分析に費やしてしまっているので(苦笑)
とはいえ、和風百合伝奇アニメからヲタ化した自分にとって、百合作品を否定する訳じゃないので……って自分の作品観たことある人には言い訳する必要も無いですか(笑)。ただ、単なる百合作品だったら半年で記憶から消えていたとは思います。
話題は変わりますが、アカイイトとアオイシロの共通点から、もし次作があるならこんな設定なんじゃないかという設定を挙げてみます。
・主人公は女子高生(羽藤桂)(小山内梢子)・誕生を祝福されていない双子 (ノゾミ・ミカゲ)(ナミ・保美)
・姉のような親戚(羽藤柚明)(鳴海夏夜)
・長寿の鬼(浅間サクヤ)(コハク)
・八岐大蛇関連の伝承……は個人的にはもう良いです(マテ)
・隼人の伝承(浅間サクヤ)(喜屋武汀)……九州の方だからなのか、随分思い入れが深そうです。
・幼女のシャーマン(若杉葛)(ナミ)
・鬼切り(千羽烏月)(喜屋武汀)
実は当方の小説もこの線の設定で参考にしている設定が結構あります。アカイイトSS「神々と鬼の間」等は只好きな話をモチーフとした訳では無いのですよ。
探せばまだありそうですが、眠いのでこの辺で(マテ)
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