和風伝奇の傑作アオイシロ、アカイイトの非公式ファンサイトです。 「Other Menus」をクリックするとプラグインが表示されます。(PCのみ)
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毎度当サイトへお越しくださいまして、ありがとうございます。
おかげ様で本日、2014年11月27日でアオイシロ,アカイイトのファンサイト蒼海緋月を開設して3周年になります。
そろそろ潮時かな~と思いながらも、気が付けば三年、移転前も含めれば約五年間、同じ作品の話題を続けているとは思いませんでした。まぁゲームに関しては現在、アカアオ以外はメガテンシリーズぐらいしか興味が無いのと、単なる萌えや百合作品ではなく、民俗学や古典などから分析すると中々奥が深い内容だから研究してみるのも面白かったということもあるので、これだけ長く続いたと思います。
丁度良い機会なので、これまでの主な活動について少し振り返ってみます。
・アカイイトSS~紅紡
当方が初めて書いたアカイイトの二次創作小説です。
前のサイトでは別作品も扱っていたので、アカイイトをプレーしたことが無い方の為に、Web小説にもある若杉葛ルートの続きを想定して書きました。正直初プレー時は葛様に殆ど思い入れは無かったのですが、第1章-胡蝶之宣託-を書き終えた時には大好きになっていました(笑)
葛様が切ないとか、桂を狙っている鬼の正体にはびっくりしたというご感想も幾つか頂きました。ロリコンビが案外好評だったことも意外でしたね(笑)葛様とノゾミが仲良くなるなんて原作の経緯を考えてみれば有り得ない事なので、新鮮に感じられたのかもしれません。
この作品に登場する天香語山命が主に対して、「自分が何者であるのか忘れてしまったのか」という台詞で表現されているように、アカイイトで感じていたある種の物足りなさを脳内補完を兼ねた為、初めて書いた割にはマニアックな内容になってしまいました。
この頃は民俗学も歴史学(古代史)も殆ど知識が無かったので、今読むと結構恥ずかしい事が書いてあるのですが、面倒なので殆ど修正していません(苦笑)
他のSSでも共通するのですが、ニシキトベのような敗者側の視線から作品を書けたのは個人的に 良かったと思います。森浩一氏の最後の著書が『敗者の古代史』というタイトルであるように、何処か敗者の方が心を惹かれるものがあるのですよね。
前のサイトで始めた連載は完結まで二年程、合計約三十万字を超えるやたら長い長編になりましたが、一応全てのメインキャラに見せ場は作れたと思うので仕方がないかなとは思います。
序章(序章は移転前のサイトでは外伝として紅紡完結後にUPしたものでした)と封印の章を書き終えた時は全てを書ききったつもりでしたが、「異伝」「外伝」として続いていく事になります。
・アオイシロSS~蒼い瞳の巫女
紅紡が長くなり過ぎた反省で、こちらはメインキャラをカヤさんと汀に絞り、(最終章にナミは登場します)本編は全十二章と程よい長さになったかな? と思います。
まぁ最初は3~5章完結と考えていたのでだいぶ長くなったのですが(滝)
紅紡の方はアカイイト原作に対する多少批判めいた意味(谷川健一氏が『青銅の神の足跡』の後書きで柳田翁に対して述べた思いと同じようなもの。。。というのは大袈裟ですか)を込めて書いた部分もあるのですが、アオイシロの方は原作がアカイイトよりもかなり高度な内容だった為、寧ろアオイシロのモチーフを解き明かすようなつもりで書きました。
余談ですが、この作品の連載中に、HPを見たという某ゲーム会社様からライターのご案内を頂いた事があります。
自分の文章に金銭的な価値があるとは思えない事と(二次創作だから書けているという面もありますし)本職が忙しい事もあり、その依頼は受けなかったのですが、プロの方から観て、何か一つでも目を引く事があったのだとしたら大変光栄なことだと思いました。
・アカイイトSS~紅紡異伝 鬼部伝説
最早書くまいと考えていた紅紡の続編です(苦笑)。
タイトルのモチーフは民俗学者・谷川健一氏の『白鳥伝説』ですが、内容はあまり関係ありません(マテ)
紅紡でちょこっとだけ登場した物部最強の武人(それどころか『日本書紀』最強かも知れませんが)捕鳥部万の事をもう少し書いてみたかったのと、千羽烏月さんのリベンジマッチを書いてみました。
あと、この話から有真香織というオリジナルキャラが登場します。捕鳥部万の忠犬がもし人間だったとしたらどうなのか? 隼人には犬に関わる伝承があり、アカイイトでは観月の民という設定なのでこういうキャラを書くのも面白いのではないかと思いました。
このキャラが次作の「神々と鬼の間」で書かれているような凄まじい過去がある事は自分も想定していなかったかも知れません(マテ)
初めから短編想定だった事と、これを書いていた時は、急いで書き終えようとしていた為、内容的には物足りない部分があるのですが、それは次作に繋がっていく事になります。
・アカイイトSS~紅紡異伝 鬼部伝説外伝 神々と鬼の間
タイトルのモチーフは文化人類学者・鳥越憲三郎氏の『神々と天皇の間』です。これも内容はあんまり関係ありませんが(マテ)。寧ろ内容的には前作よりはこちらの方が『白鳥伝説』をモチーフとしていたりします。
過去の作品で『先代旧事本紀』や『風土記』等の面白い話をモチーフとしてきましたが、この話では『古事記』の中でもとっておきの話をモチーフとしており、自分の中では多分一番出来の良い作品だと思っています。第三~六之巻はアカイイトのキャラが全然登場しませんが(滝)只、アカイイトと全く関係無い訳ではない事は、作品をご覧いただければ解るかと思います。
第六之巻-葛城之鎮魂歌-のような話は長年書きたかった話でしたが、知識不足故に今まで書けませんでしたが、ようやく古代の話も書けるようになってきたのかと思います。
前作に続き、オリジナルキャラの有真香織が登場しますが、彼女を隼人としたのはアカイイトもアオイシロも隼人の伝承がモチーフとしている部分が大きい為です。また、記紀や『先代旧事本紀』『新撰姓氏錄』等、様々な文献で仁徳~雄略朝頃から隼人に関わる記事が増えてくるので話にするのも面白いかと思いました。
この話に関わる短編もあと数話書くかもしれません。
・アカイイト&アオイシロ元ネタ分析
記紀(神話以外の部分)や『風土記』『万葉集』などの古典。吉野裕子、柳田國男、谷川健一、フレーザー、南方熊楠などの文献から、きちんと元ネタ分析をしている(出来ている)サイトも無かったようなので、ならば自分で調べようと思い、立ち上げたコンテンツです。
『アカイイト設定解説ファンブック』の内容があまりにも適当な為、不満だった面もあるのですが、それよりは自分で調べた方が理解につながると思いました。
無論、当方のサイトに書いてある事など鵜呑みにせず、所詮はネットの情報だと思い、自分で本で調べるのが一番良いかと思います。
結構アカイイトやアオイシロのファン以外の方が検索でご覧になられているようですが、ウチのようなゲームのファンサイトを参考にするんですかねぇf^^;
・アカイイトとアオイシロを理解する為のお勧めの本
自分で本で調べたいという人や、アカアオを話題にしたかったり、二次創作をすることを考えている方ならば最低限読んだ方が良いかな? と思う書籍を取り上げてみました。
・アオイシロWKS
ゲームの二次創作が出来てしまうというWindows版のアオイシロの嬉しいおまけで、ゲームと動画を作製。取りあえず小山内梢子20歳をWKSで作製してみたら、自分の文章が色々とおかしい事に気付かされ、大幅に修正せざるを得ず、自分の未熟さを改めて思い知らされました(苦笑)
その内もっとゲームらしい作品のシナリオも書けたらと思います。
さて、肝心な今後の活動ですが、平均で二週間に一回程のペースで何らかのコンテンツを更新してきましたが、多忙な為それも難しくなってきたので更新ペースは落ちます。
休日出勤出張とか普通ですしね。。。全然フリーランスのSEっぽくないと言われそうですが(苦笑)
出向先の会社からしきりに社員になってくれと言われています。下手に社員になんかなったら収入が激減するのですが、今までの出向先の中では環境的には自分に一番合っているような気もするので悩みどころです。
と、余計な話では長くなりました。今までのようなペースで更新するのは不可能ですが、まったりとでも更新を続けていけたらと思います。
今後もアオイシロ,アカイイトのファンサイト蒼海緋月をよろしくお願いします!