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何日か前のことですが、アオイシロWindows版のカヤ(鳴海夏夜)ルートをクリアーしました。
アカイイトで言えばユメイ的な立場なのですが、アオイシロは主人公の梢子さんも戦える実力があり、どちらかといえばオーソドックスな英雄譚なので、カヤさんはやや地味な印象を受けざるを得ないですが、グランドルートに次いで神話的要素が濃い内容ではあります。
というか、グランドルートのケルト神話やらクトゥルフ神話ネタばかりに目が向きがちですが、個人的にはこのルートが民俗学をモチーフとした伝奇作品の真骨頂だと思うのですが。
カヤルートの最終決戦で鍛冶に関する内容が出てきます。これ以外にも鍛冶の槌という内容も登場しますが、一つ目の鬼といい、アオイシロは金属民俗学の影響が垣間見えます。
私は鳴海夏夜=カヤナルミ(シタテルヒメ)あるいはアメノワカヒコ
そして剣鬼と勘違いされる小山内梢子がアメノワカヒコそっくりな姿をしていたアジスキタカヒコネがモチーフであると考えています。
(詳細は本館のアオイシロ元ネタ分析・考察の「鳴海夏夜=賀夜奈流美命?」をご覧ください。)
松前健氏の説でよく知られているように、アメノワカヒとアジスキタカヒコネの神話はアメノワカヒコの復活譚であると解釈されていますし、谷川健一氏は『青銅の神の足跡』でアジスキタカヒコネが飛び去るさまを歌ったタカヒメ=シタテルヒメ(カヤナルミ)のヒナブリを蹈鞴の様子に準えられていました。
作中やガイドブックに詳細の説明が無い分、どうしても憶測で語らざるを得ないのですが、復活譚と鍛冶ネタ、ついでに名前から推察すると、案外あっているのではないかと思いますが、事実はどうなのでしょうね?
因みにアオイシロSSではカヤxオサSSにしたのは上記のような金属民俗学なストーリーを書きたかったからだったりします。
話が変わりますが、実はもうナミルートもクリアーしてますが、その話はまた後日に。
ナミとカヤルートのどちらをクリアーした時か解りませんが、何時の間にか外伝のシナリオが追加されていました。
愛しの葵先生視点や(笑)「剣の巻」というタイトルはニヤニヤしてしまいますし、嬉しいサービスですね。
カヤさんが四国で剣を探していたエピソードなんか想像してみると面白そうなので、時間気力があればいつかはSS書いてみたいなーとは思います。
ただ、既にカヤオサは書いているし、本当は別のキャラのも書きたいんですよね……余裕が無いかもです。
あと全クリ前にWKSファイルを見つけました。
昔来てくださった方に話は聞いていたのですが、あまり興味が無かったのと(SSがアオイシロの内容からかなり逸脱している為、WKSでは表現できないと思っていたので)、スクリプトという呼び方に難しいものを想像していましたが、試しに作ってみたら簡単な上に結構楽しかったので、その内データ公開を出来たらと思っています。
◆追記
後日、WKSのコンテンツを追加しましたので、興味がある方はご覧ください。
- アオイシロWKS動画
- アオイシロWKS(本館。WKSの説明、ファイルのDL等)
◆他ルートの感想
◆本館の鳴海夏夜の関連項目
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